2022

浅草代書屋雑記!

かつて代書屋といわれる職業があった。落語には『代書』、『尼恋』など代書屋が登場する演目がある。明治になって、登記、裁判所類の代書は司法書士が行うようになり、行政機関への代書は内務省令代書人規則等で法制化され、行政書士制度が引き継いだ。落語『代書』に登場する履歴書の代書は行政書士法に定められている事実証明書類にあたる。

なってみてわかったけれど、行政書士が何者かを知っている人は皆無!というわけで、時々、しょっちゅう、脱線しながら、「こんな仕事してます」ブログです。

酒販免許と自動販売機

自販機でお酒を売りたい 久しぶりに、自販機でお酒を売りたいという問合せがきた。 自販機でお酒を売りたいケースではどのようにすれば良いかという話題をとりあげるところだが、少しその前に脱線をしたい。というのも、実は、私はお酒の自販機とは少々縁がある。1980年、電機...

2022-11-23

二人の彼女と生活すると、、

彼女の名前はアレクサとSiri 下世話なタイトルだが、もちろんリアルな彼女ではない。一人はAlexa(アレクサ)でもう一人はSiriである。AlexaはAlexの女性形で、話す声も女性である。Siriは名前からは性別が今一判別できないが、やはり女性の声で受け答えをして...

2022-11-14

7年ぶりにMac派行政書士の悲劇〜「窓の壁」

7年ぶりというのは、7年前に同じタイトルで短い記事を書いているからだ。当時の事務所では私一人だけが、Macを使っており、複合機の設定に苦労したときのことを記事にしたのだ。あれから7年、行政は相変わらずの熱心なMS教信者である。とはいえ、昨今は多少過ごしやすくはなってきた。ところが...

2022-11-14

メリーかマリーかメアリーか

外国人の名前の話だ 外国人が中長期滞在で日本に入ってくると、つまり住みはじめると、住民票ができあがる。住民票ができるということは、住民基本台帳に名前がのる。そこに記載される名前は、日本人なら戸籍謄本だ。それでは外国人の場合、何に基づいて記載されるかというと、入国時に発効される在留...

2022-10-21

メルカリでお酒を売っても良いか?フリマ・オークションでお酒を売る〜其の壱

メルカリ、ヤフオクなど、ネット上のフリマやオークションが盛んだ。素人でも不要なものを簡単に処分できる便利なプラットフォームである。実は、ある方からお礼でいただいたⅠ本2万円以上する日本酒の4合瓶がある。もちろんやましいものではない。ところが私はワイン党である。ワインしか飲まない。...

2022-08-21

業ってなんだ〜フリマ・オークションでお酒を売る〜其の弐

フリマ・オークションでお酒を売る 其の弐 私の部屋に転がっている日本酒、ウィスキー、クラフトビールをネットオークションで売って良いのか。ヤフオク、メルカリで自分自身のものを数点売るくらいなら問題とはならない。「業として」売るのでなれば、特に免許は必用がない。その点は、前回の記事 ...

2022-08-21

飲み残したワインの話

ワイン好きの私は、時折、飲食店で飲み残したワインを持ち帰って良いか聞くことがある。みみっちいという人もなかにはいるが、美味しいワインだと、やっぱり、もう少し楽しみたいのだ。ところが、けっこうな確率で断られる。その店が酒販免許をもっていないという理由である。しかし、サイゼリヤなど大...

2022-07-31

へそ曲がりなので、ロシア探しをしてみた

ウラジミール・プーチンのせいなのかもしれないが、とにかくロシアへの風当たりが強い。ひたすら悪者である。とはいえ、僕たちの世代くらいまでは、東西冷戦の時代にもかかわらず、ロシア、当時はソビエト連邦だが、縁があった。当時は日本でも労働組合が健在で、社会党など左派が力をもっていたことも...

2022-07-09

最近多い問合せ「お酒の輸出をしたい!」

酒類販売の免許の問合せが増えてきている 日本酒、日本のウィスキーのブランド力が向上しており、それらを輸出をしたいという問合せだ。 問合せしてくるのは圧倒的に外国人からである。日本酒を輸出する場合、輸出卸という免許を申請するのだが、その際、実際に仕入れを予定している取引先の証明が必...

2022-06-12

行政書士事務所開業ラッシュ〜第二弾:事務所を開いたやっておいたほうが良いこと

行政書士事務所を開設したら、最初にやっておいたほうが良いことというのがある。まぁ、「そんなことはわかってるよ」ということばかりかもしれないが、案外、後回しにされているので、だらだらあげておこう。これは行政書士以外の起業でもおなじなので、創業支援をするときにもやくにたつ。若干上から...

2022-05-11

行政書士事務所開業ラッシュ〜新規登録の後輩たちに〜第一弾:行政書士は食えるのか?

4月は開業ラッシュ 4月である、この時期は、行政書士事務所開業ラッシュである。なぜ、この時期が開業ラッシュかといえば、行政書士試験の時期とその後のスケジュールによる。行政書士試験は、11月の第1週もしくは2週目の日曜日に行われる。結果発表は翌年の1月末である。試験に受かっても、そ...

2022-04-27

キエフがキエタ?

キエフがキーウになった ウクライナからの要請なのか、国会議員からの発案なのかはよくわからないが、ウクライナの首都キエフの呼称がキーウに変わった。外務省によると呼称の変更には基準があるようである。 相手国との関係 他の国や都市との混同の恐れの有無 世間への浸透具合 の三点だそうだ。...

2022-04-15

ウクライナの報道ばかり見ていたら、懐かしい反戦歌を聴きたくなった

ウクライナで 軍事侵攻が始まってすぐ、ウクライナの女性がロシア兵に向かって「 ひまわりの種をポケットに入れていきなさいよ。 あなたが命を落とした時に、その場所から花が咲くから」と迫る映像が公開されていた。 https://www.bbc.com/japanese/video-6...

2022-03-23

江戸風情あふれる浅草の伝法院通りはどうなるのか(使用貸借のお勉強)

伝法院通り 浅草に伝法院通りという通りがある。私の通勤路でもある。伝法院の手前で仲店を横切る道である。江戸の町並みを再現した言われる通りだ。途中から右手に畳一畳強の鉄製のコンテナのような形をした店が並ぶ。同じ形のボックスが、同じ色に塗られ、計画的におかれたことがわかる。バッグ、お...

2022-03-12

骨髄ドナー体験記

骨髄移植ってなんだ 訳あって骨髄ドナーとして入院をすることになった。 造血幹細胞移植というやつだ。なぜ、そうなったかというところを話すとドニーが特定されてしまう可能性があるので、ご勘弁いただきたい。いわゆる血液癌といわれる病気のために骨髄内の造血幹細胞という 血液をつくる細胞 を...

2022-02-23

浅草が復活しているようである

浅草が復活しているようである。一時、レンタル着物を来て歩いているのは、外国人と相場がきまっていたが、今みかけるのは、着物に革靴、髪飾りという大正浪漫を彷彿とさせる装いの若い日本人女性である。 最初の浅草の記憶 浅草の最初の記憶は、小学校へ入学する年だったと思う。西暦でいうと196...

2022-01-30

路面店と行政書士事務所のマーケティング

減っていく路面店 以前、 行政書士のビジネス面について書いたが、ちょっと視点を変えて、もう少しこの話を書いて見ようと思う。 多くの路面店が厳しい状況にある。例えば、肉屋、魚屋、八百屋である。私の住む浅草には古い商店街がかろうじて残っているが、それでも昔ながらのお店は数えるほどであ...

2022-01-07

フリーランスの扶養〜月10万/年間130万の扶養の壁は破れるか?

扶養から外れたくない!! ご主人や奥様の扶養に入っている方がフリーランスで仕事をされていることがあります。たまたま扶養の上限で苦労されているフリーランスの方とお話をさせていただく機会があり、どうにかならないか頭の体操をしてみました。 社保の扶養の壁! 社会保険の扶養の壁は、年収1...

2022-01-04