契約書の想い出〜其の一

私がいっとき身をおいた音楽業界というところは比較的契約書を交わすことが多い。
形のあるものを売っているわけではないので、契約書で縛っておかないと後になってもめることが多いのだ・

形ばかりの契約書が多いのは事実だが、中をきっちりつめて交わす契約もかなりある。


  • レコード会社との契約
  • アーティストとマネージャーの契約
  • ツアーの制作にかかわる契約
  • テレビなどの出演契約


それらの契約を私はほぼ自分一人でやってきた。
弁護士の知りあいもいなかったし、
リーガルチェックの金額をきいてとても払えないと思ったからだ。

しかし、今思えば当初は危ないことだらけだった
入れるべき条項がもれていたり、
先方の作った契約条項を修正せずにサインしたり、
思い出しても冷や汗がでる。

それでは弁護士を頼めば大丈夫だったか?
音楽業界に精通している弁護士なら大丈夫である。
しかしながら、なかなかそういう人がいない。
それは音楽業界に限らずどの分野においても同じである。
法律の知識だけでどうにかなるものではなく、業界における知識、経験も必要だからだ。

もっと楽もできたかもしれないが、良い勉強をさせてもらったともいえる。

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