なぜエビデンスが必要か!

大企業でしか働いたことのない人にはわからないかもしれないが、中小企業や個人事業主にとって、エビデンスを残すという作業がことのほか大変である。

こういう話をすると、大手企業におつとめの方で
「いやうちの会社でも社内の書類の受け渡しがいいかげんで」
と謙遜される方がいる。

もちろん社内の日々の書類の受け渡しも重要なエビデンスである。
それが命取りになることもあるので、
ぜひ社内改革に取り組んでいただきたいと思う。

しかし、私がここでとりあげているのはそういうレベルの話ではない。
たとえば、株主総会議事録。
私も複数の会社経営の経験があるが、おはずかしい話、会社によっては、正直ただの一度も作ったことがない会社もある。

まず、その作業自体直接にはお金を産まないし、作らなかったからといって、ほとんどの場合誰からもとがめられない。
それなら、すぐに稼げる仕事をしたほうがましだと考えるのもむりのないところである。

しかしながら、やはり必要なのである。なぜ必要なのか?

行政書士としてお金をいただく以上、それを説明できなければいけない。

どう、説明するのか? 
それなりのノウハウをもってはいるつもりだが、
それでも半分も伝わらないことの方が多い。
まだまだ力不足ということだ。
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